2015年02月06日
中国茶器を買って下さったお客様に伝え忘れたこと
今日、プ―アール茶を淹れていた時に、ふと先週、
茶壺(急須)をご購入いただいたお客様に
伝え忘れたことがあることに気づきました。
見た目にもかわいらしい、中国茶用の急須「茶壺(チャフー)」。

紫砂土や朱泥などを使って素焼きで作られているので
香り移りしやすく、注意が必要です。
なので、まず茶壺を購入するときは、
その茶壺で何のお茶を飲むのか、茶葉の種類を決めます。
土で作られた茶壺は、青茶(烏龍茶)や黒茶(プ―アール茶など)の
高温で淹れるお茶に適しています。
細かく言えば、烏龍茶でも様々な種類があり、香りも品種によって違うので、
銘柄(または同じような香りのお茶)で茶壺を分けたほうが良いのですが、
最初のうちは、ざっくりと烏龍茶で使用するのか、
プ―アール茶で使うのか…ぐらいのくくりで、
2種類の茶壺があると良いかと思います。
この話を聞いた時点で、めんどくさいな…と思われた方には、
土物の茶壺ではなく、陶器やガラスでつくられた急須や
蓋椀(がいわん)という蓋のついた湯呑なら、香り移りを気にせず
どんな種類のお茶でも淹れられるのでおすすめです。

そして、土物の茶壺を購入した際には、
初めて茶器を使う前にすることがあります。
購入後にそのままお茶を淹れると、土臭い味のお茶になってしまうので
茶壺は茶葉の入ったお湯で煮沸してから使用してください。
やり方は、茶壺が隠れるだけのお水と一緒に茶葉を入れて沸騰させ、
その湯に一晩浸けておけばOK。
茶葉は飲んだ後の茶殻でも構わないので、その急須で今後淹れたい
お茶と同じ種類の茶葉を使ってください。
…と以上のことはお客様にお話ししたのですが、
その後、話がプ―アール茶の茶葉についての話題に移ってしまい、
・煮沸をする際は、鍋と接触しないよう安定良く中央に置くこと
・茶壺を洗うときは、スポンジや洗剤の使用は厳禁
ということを伝え忘れてしまいました。
そのお客様は「プ―アール茶」がお好きとのことで、茶壺と一緒に
「雲南沱茶(生茶)」をご購入くださいましたが
“生茶”と“熟茶”の違いなどについて
ゆっくりとご説明する時間がなかったので、
またの機会にブログでご紹介したいと思います。
なお、煮沸はめんどくさい、或は高価な茶壺で
壊れるリスクを回避したいという場合は、
お茶の抽出液を急須の中に入れて1日くらい置いておくだけでも
だいぶ違いますので、試してみてくださいね!
茶壺(急須)をご購入いただいたお客様に
伝え忘れたことがあることに気づきました。
見た目にもかわいらしい、中国茶用の急須「茶壺(チャフー)」。

紫砂土や朱泥などを使って素焼きで作られているので
香り移りしやすく、注意が必要です。
なので、まず茶壺を購入するときは、
その茶壺で何のお茶を飲むのか、茶葉の種類を決めます。
土で作られた茶壺は、青茶(烏龍茶)や黒茶(プ―アール茶など)の
高温で淹れるお茶に適しています。
細かく言えば、烏龍茶でも様々な種類があり、香りも品種によって違うので、
銘柄(または同じような香りのお茶)で茶壺を分けたほうが良いのですが、
最初のうちは、ざっくりと烏龍茶で使用するのか、
プ―アール茶で使うのか…ぐらいのくくりで、
2種類の茶壺があると良いかと思います。
この話を聞いた時点で、めんどくさいな…と思われた方には、
土物の茶壺ではなく、陶器やガラスでつくられた急須や
蓋椀(がいわん)という蓋のついた湯呑なら、香り移りを気にせず
どんな種類のお茶でも淹れられるのでおすすめです。

そして、土物の茶壺を購入した際には、
初めて茶器を使う前にすることがあります。
購入後にそのままお茶を淹れると、土臭い味のお茶になってしまうので
茶壺は茶葉の入ったお湯で煮沸してから使用してください。
やり方は、茶壺が隠れるだけのお水と一緒に茶葉を入れて沸騰させ、
その湯に一晩浸けておけばOK。
茶葉は飲んだ後の茶殻でも構わないので、その急須で今後淹れたい
お茶と同じ種類の茶葉を使ってください。
…と以上のことはお客様にお話ししたのですが、
その後、話がプ―アール茶の茶葉についての話題に移ってしまい、
・煮沸をする際は、鍋と接触しないよう安定良く中央に置くこと
・茶壺を洗うときは、スポンジや洗剤の使用は厳禁
ということを伝え忘れてしまいました。
そのお客様は「プ―アール茶」がお好きとのことで、茶壺と一緒に
「雲南沱茶(生茶)」をご購入くださいましたが
“生茶”と“熟茶”の違いなどについて
ゆっくりとご説明する時間がなかったので、
またの機会にブログでご紹介したいと思います。
なお、煮沸はめんどくさい、或は高価な茶壺で
壊れるリスクを回避したいという場合は、
お茶の抽出液を急須の中に入れて1日くらい置いておくだけでも
だいぶ違いますので、試してみてくださいね!