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2014年10月03日

日本生まれの中国酒 杏露酒

ドリンクメニューを新しくして、どんなお酒や飲み物があるのか視覚的にわかるようになってから、お客様のご注文が増えたような気がします。

自作でメニューを作っているので、お店の休憩時間や閉店後の作業の為なかなかはかどらず、自営業の特権⁉ で、『できるときにやればいいや』と後回しにしていたのですが(会社勤めだったら、上司に早くやれと怒られとっくにできあがってると思いますが×××)、最近、宴会も増えてきて、どんなお酒があるのか問い合わせが多くなったので、急いでビール、日本酒、果実酒、カクテル、ウイスキー、焼酎のメニューをなんとか完成させました。(ワインのページは近日中に完成させる予定汗

ドリンクメニューを作るにあたり、お酒のうんちくなど調べていたら意外な発見が!

中華料理店によくおいてある「杏露酒(シンルチュウ)」ですが、今まで中国のお酒だと思っていたら、日本で作られたお酒なんだそうです。

杏露酒が誕生したのは、昭和44年(1969年)。
今から45年も前のことで、私やシェフが生まれる少し前に誕生していました。

開発したのは、キリングループの永昌源。
永昌源は、昭和23年(1948年)に埼玉県越谷市に設立されました(設立時の名称は櫛引酒造株式会社)。
戦時中に中国旧満州で酒造会社を営んでいた方が日本に帰国後、本場中国で学んだ技術を活かして、日本の国内向けに「老酒」や「五加皮酒」などの中国酒の製造販売を始めましたが、昭和43年ごろ新商品の開発にあたって日本人の味覚にあう中国酒を検討。いろいろな果物が上がる中、中国原産の果物でお酒を作る案が持ち上がり「杏(あんず)」でお酒を作ることになったそうです。

あんずを中国酒に漬けるというアイディアが生まれてから実際に出来上がるまでには試行錯誤の連続だったそうで、複雑な工程を経てその原型が出来上がるまでに相当の時間が費やされ、ついに誰も作ったことのないあんずのお酒ができあがりました。

そしてお酒には、中国風の名前で他社がマネをできない個性的な商品名ということで「杏露酒(シンルチュウ)と名付けられ、その神秘的な名称とフルーティで甘酸っぱい味わいで多くのファンを獲得、ロングセラーのお酒となりました。

ちなみに「杏露酒(シンルチュウ)」というのは銘柄ですので、果実酒としての「あんず酒」の発祥とは異なります。

あんずで作られるお酒としては、メジャーなホワイトリカーに漬けたものを始め、お菓子作りなどで使われるアプリコットリキュール(ウォッカにつけたもの)や、ブランデー(葡萄酒)のあんず版の「アプリコットブランデー」など世界各地で様々なお酒が作られています。

そんな背景を想像しつつ、是非「杏露酒」を味わってみてください。

龍七彩では、ロック、ソーダ割りとも400円+税でご提供しております。

日本生まれの中国酒 杏露酒
うちの子供の名前にちなんで、我が家にもあんずの木を記念樹として植えてあります。
早く写真のように大きな木になってたくさんの実をつけてくれると良いのですが・・・。




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